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JAREC ラインケーブル比較試聴勉強会 レポート

日時 2003年12月8日(月) 15:00〜17:30 
場所 東放学園音響専門学校 渋谷校舎内 スタジオ
出席者 池村雅彦(TSM)、猪俣彰三、梅津達男、大野 進、北川照明
進真理子(クリップ)、中村文俊、東 春平(クリップ)
山口照雄、脇田貞二 (敬省略、五十音順)

ケーブル提供 東 春平(クリップ)、中村文俊
試聴ケーブル 当日試聴したケーブルは泣Nリップさんの協力もあり、12種類にも及びました。

1.モガミ 2.ゴッサム 3.ベルデン#8412
4.ベルデン(新製品・細くて堅いタイプ)  
5.MIT
6.エクストン 7.カルダス  8.AET(国産)
9.クラッシック・プロ 10.クリップ#2280
11.クリップ#2280(8チャンネルマルチケーブル)
12.クリップ(試作品)

試聴方法 モガミ(バンダム⇔キャノン 2m)をCDプレーヤー(SONY CDP-L3)に接続し、
SSL 9000Kでモニターしました。
今回用意されたケーブルは全て「キャノン⇔キャノン」でしたので、前述のモガミを
基準音色とし、CDプレーヤーとモガミの間に各種ケーブルを接続して比較試聴する
方法をとりました。
音楽ソース 色々な要素(楽器)が含まれているポップス系のボーカルものを選びました。


試聴結果 (あくまで主観が入っていますのでご参考程度に)                       
2.ゴッサム  4.ベルデン(新製品・細くて堅いタイプ)
高域の伸びに特長があり、その分低域の質感が幾分薄く感じられた。

5.MIT
全体の解像度がアップして音が前面に出るように感じられた。

6.エクストン  7.カルダス  10.クリップ#2280
バランスがあまり変わらずに情報量が増えたように感じられた。

9.クラッシック・プロ
まとまりは良いが、低域の質感が幾分薄く感じられた。

3.ベルデン#8412  12.クリップ(試作品)
まとまりは良いが、低域の質感が幾分厚く感じられた。

8.AET(国産)  11.クリップ#2280(8チャンネルマルチケーブル)
幾分全体的に上下がつまったように感じられた。

ただし、音楽ソースをアコースティックギターソロにして 5.MIT、8.AET(国産)を聴き直した結果、
8.AET(国産)もなかなか良い感じでしたので、音楽ジャンルによってやはり向き不向きがありそうです。
また、中身は全く一緒の 10.クリップ#2280、11.クリップ#2280(8チャンネルマルチケーブル)で
明らかに音色の違いがありましたが、これは一番外側の皮膜の成分によるものだそうで、ケーブル作りの
奥深さも知ることが出来ました。


総評
我々プロでもなかなかここまで多くのケーブルを一度に比較試聴する機会は滅多になく(事実、今回参加
された全ての人が初体験)、ケーブルを変えれば音が違ってくるという認識は勿論あったものの、実際
ここまで音色やバランスが変わるものか!!と驚きました。
中には驚くほど高価なケーブルもあって、現実的にはいくら気に入っても何十本も購入して持ち歩く訳には
行かず、スステレオ分もしくは5.1チャンネル分持ち歩いて、ここぞという時に位相の心配のないEQとして
活用するというのが一般的なのではないでしょうか。

また、今回の試聴方法は前述のように全てモガミを経由していたので、試聴後の座談会でもそれぞれの
ケーブル直での試聴をすれば、また少し違った感想にもなったかもしれないとの指摘もありましたが、
かなり太いケーブルがほとんどで、工作的にバンタム化するのは不可能に近いものでした。
今回の試聴方法でもかなり音色の差を感じることができましたので、ケーブルへの興味が深まるばかりです。

                                                   技術プロジェクト1 K氏 記


今回も前回同様、かなり興味深い試聴会になりました。
当協会では今後も色々と勉強会を催したいと思っておりますので、今回はスケジュールの関係で
参加できなかった方も、興味はあるけれどどうも年上の人ばかり集まっているようなので参加しにくいと
感じている(?)若い世代の方たちも、次回は奮って参加して頂きたいと思います。
一人で参加しにくければ、会員以外の方の参加も歓迎しておりますので、是非誘って一緒に来てください。
最近はこうした集いのメンツがほぼ決まってきていますので、是非とも新しい顔ぶれの参加を期待しています。
また、毎月行われている定例会も全く堅苦しい雰囲気ではありませんから、ちょっと覗いてみる感覚で
来て頂けたら嬉しく思います。


最後に、今回茅ケ崎からケーブルを持ってきて頂いた泣Nリップの東 春平さんと進 真理子さんに感謝致します。
泣Nリップさんのケーブルに興味をお持ちの方はホームページにアクセスしてみて下さい。


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