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 マスターレコーダー 比較試聴会レポート
   日 時 2007年 9月 21日(金) 16:00〜18:00
   場 所 東放学園音響専門学校 渋谷校舎 1Fスタジオ
協 力 ROCK ON PRO (潟<fィア・インデクレーション
   参加者 18名


    近年、DAWでのミックスが増え、マスターをファイルで記録することが多くなっておりますが、レコーダーの
    世界でも新しいタイプのレコーダーが発表されています。
    今回は、ポータブル的な機種、HD録音を中心に、CD-R対応機種なども加え、比較試聴をしました。

    試聴方法
      製品の説明→ レコーダーへの録音(アナログin)→ 録音した音源の試聴(アナログout)
      一番初めと、随時に元の音源を聴きながらの比較という流れで、24bit/96kHz録音を重点に試聴。

    使用音源
      DVD audio 「Big Band Stage」より (192kHz/24bit/Stereo)

EDIROL by Roland

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野村 様
R-4 Pro



VSシリーズ、BRシリーズなどを販売しているEDIROL様によるご紹介は、高音質でコンパクトな4チャンネル・ポータブル・レコーダー、
カセットテープ感覚で使用できるように開発されているという『R-4 Pro』です。
フィールド・レコーダーとして現場に持ち込んでの使用に適したタイプで、「R-9」などと比べると、より業務用として使用できるのではないでしょうか、ということでその概要をご説明頂いた。

4チャンネル同時録音/独立モニタリング
24ビット/192kHz非圧縮でのWAVフォーマットでの録音まで可能
・長時間録音に対応する80GBハード・ディスクを内蔵
USB2.0経由の高速バックアップおよびパソコンとの連携機能
 (本体内に録音したデータをパソコンに高速転送できるので、MDやDATなど、実時間を要す

  機器と比較して、約20分の1の時間で転送を行えます。)

SMPTEの入出力端子を装備、SMPTEタイム・コードに対応。ビデオ機器との同期運転に対応。
2台連携で8チャンネル録音が可能
4ピンXLRタイプのDC入力端子を装備し、業務用ビデオカメラで一般的に使用されているバッ
 テリーからの給電に対応する他、単三乾電池(8個)、AC電源にも対応。

・プロ仕様のオーディオ/ビデオ機器との接続用にXLRタイプのAES/EBU入出力端子を装備。
(一部カタログより抜粋)



視聴1社目ということもあり、視聴音量決め、録音レベル決めなど、あれやこれや大騒ぎ無事再生までこげつけました。
録音時、R-4の入力を視聴、この時点で、R-4の音?がしていた気がします。再生音との差は、感じませんでした。
元音との差は、ほんの少し柔らかくなったような気がしました。
FOSTEX
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近藤 様、  福島 様、  佐藤 様

CR-500

スタジオ・モニター NFシリーズでお馴染みのFOSTEX様です。多様なレコーダーの中から今回は、求めやすい価格でということで、『CR-500』のご紹介です。DATの次のメディアとして、ランニングコスト等の面からCD-R/RWを用いた機種。
スタッフの方も説明の中で度々言っておられましたが、CD-Rへの記録ということで、目新しい感じはないが
シンプルな中にも可能な限りの機能が盛り込んである機種。

・CD-DAに加えBWF記録時には、最高24bit/96kHzまでの高品位記録に対応。
・記録の部分に関して、ドライブはPC用のドライブを使用しており、内部にバッファを持つ、パソコンでCDを作るようなイメ
 ージ。外部から入ってきた音声信号を一旦バッファにためてからCD-R上に記録していくというタイプ。
・入出力は、アナログ(XLR/+4dBu及びRCAピン/-10dBV)に加えデジタル(AES/EBU及びS/P DIF)も装備。
・700MBのCD主要時、録音可能時間は、BWF (24bit/96kHz)で20分、97 tracks。
・画面に波形が表示でき、99箇所までポイントを登録させることができるので、緻密な操作が可能。
 波形表示をしながらのスクラブ再生が可能。
・倍速以上の書き込みを推奨。(ドライブが高速化しているので、それに合わせたメディアを選択しないとドライブの
 性能が充分に発揮されない場合がある。)
・メディアの特性上、CDを一度取り出してしまうと、追記はできない。


アナログ時代からMTRを含め数々のレコーダーを作り出したFOSTEX、今回は、価格的に求めやすいものをお願いしました。
音は、素直な聞きやすい感じですかね。佐藤さんから上位機種もあることを説明された参加者の皆さんからは、「そっちを聞きたかったな」の一言、すみませんでした。是非皆さんお問い合わせの上、視聴してみてください。
因みに、48TR HDレコーダーも有るそうです。


また、ポータブルレコーダーとして、『FR-2LE』も現品を見せて頂きました。

KORG
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佐野 様、  田後 様、  ナガキ 様、  オダ 様、  大石 様

MR-1000

KORG様からは、昨年発売された超高音質フィールド・レコーダー『MR-1000』のご紹介です。
商品企画や開発のスタッフを含む総勢5名の参加で、エンジニアからの多様な質問に応えて頂きました。

1ビット2.8224MHz DSDのみならず、さらなる高音質を確約する1ビット5.6448MHzでの録音、再生を実現。
 マルチビットPCMフォーマットでは16/24ビット44.1kHz〜192kHz、あらゆるタイプのサンプリング周波数を完全サポート。
・対応ファイル・フォーマット: DSDIFF(DFF)、DSF、WSD、WAV、BWF(Broadcast WAV)に対応。
 マスターとしての保管やDAWへのオーディオ・ファイル取り込み、USBでのパソコンへのデータ転送が可能。
 しかもUSB 2.0 High Speedモードに対応しているため、大容量データも素早く転送することができます。
オーディオ・ファイル・コンバーター・ソフトウェア「AudioGate」を付属
 マスターとしての記録/保存用に1ビット5.6448MHzで録音し、必要に応じて2.8224MHz DSDや24ビット192kHz PCM
 などに変換する際に効果的です。また、DSDドメインでのカット編集やフェイド処理にも対応しています。
・MR-1000の入力回路には超高音質マイク・プリアンプを搭載するほか、本体内のデジタル回路、アナログ回路のそれ
 ぞれへ独立して電源を供給し、電流による干渉ノイズを極限にまで抑えるなどの超高音質設計を実現。
(一部カタログより抜粋)

MR-1000」の重さは1kg、と軽い。
ACアダプター、単三乾電池(8本)どちらでも使用ができるという点では、参加エンジニアからは電池で録った方がと良い
などの声が...。この機種は、既に数名の使用者がおり、レベル合わせの方法など、細かい質問が出ていました。
付属のAudio Gateは好評のようです。

次の2パターンで試聴しました。

 ・24bit/96kHzで録音・試聴。
 ・1bitのDSDフォーマットで録音・試聴。

メーカーさん5名の登場、狭いところでのデモ、ありがとうございました。
DSDの音リアルに感じました。レベル的にも余裕の有る設計なのかも、そのレベル設定、小さなつまみを大きな大人が、難しそうに操作していたのが印象的。でも、設計者には、秘策があるとの事!MR-1愛用の会員で、レベル設定に疑問の方、お問い合わせに応じます。
MR-1000の他にも、20GBハードディスクを内臓したコンパクトな「MR-1」も手にとって見ることができました。
i-Podよりちょっと大きい程度の大きさで、200g、シンプルで使い易そうな感じを受けました。
TASCAM
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高波 様、 松岡 様

DV-RA1000HD



TASCAM様からは、2機種ご紹介して頂きました。

まずひとつめです。
コンパクト、ではないですが、先行の「DV-RA1000」にHDの機能を持たせた機種である「DV-RA1000HD」のご紹介です。開発時のこだわりも含めて概要をご説明頂いた。

60GBハードディスクを内蔵DVD+RW、DVD-RWへの直接録音、DVD±Rへのプロジェクトのコピー(DVD±Rには直接の録音はできませんが、ハードディスク内のプロジェクトをコピーしDV-RA1000HDで再生可能なディスクを作成可能。)など、さまざまなディスクに対応したことで、状況やスタイルに合わせた使い方が可能。(パネル全面にある ODD/HDDの切替でどこに記録するかを選択できます)
192kHz、24ビットのPCMレコーディングおよび、1ビットDSDレコーディングでの録音が可能。
記録するファイルフォーマットは、PCMレコーディング時はBWF、DSDレコーディング時はDSDIFFとなっており、既存のPCアプリケーションへのデータのトランスファーを可能としています。
・オーディオI/Oとしては、XLRバランスおよびRCAアンバランス入出力、デュアルワイヤー接続またはダブルスピードに対応したAES/EBU入出力、ダブルスピードに対応したS/PDIF、さらにSDIF-3を搭載。
もちろんアナログ入力は、DSDおよび192kHz/24bitに対応したADC/DACを搭載しています。
・リアパネルにはUSB端子を装備しており、USBモードで内蔵のハードディスクがパソコンの外付けディスクとして認識され、パソコン上のデータとのやり取りが可能です。
※本機ではSACDおよびDVD-Audioディスクの再生は行えません。またSACD互換、DVD-Audio互換のディスクを作成することはできません。

次の3パターンで試聴してみました。

 ・24ビット/96kHz、HDD録音・試聴。
 ・1bitのDSDフォーマットでHDD録音・試聴。
 ・1bitDSDでDVDに録音、試聴。


操作性も含め、ラックサイズに作られているなどプロスタジオでの使い方に適した機器に感じました。全体的に、マルチビットは、音を聞きやすく纏めたニアンスを受けました。DSDでは、原音のダイナミックをリアルに捕らえていると思います。そしてDSD録音でもHD DVDとメディアを変えての視聴では、ちょっとした音に違いが有ることも確認されようです。この違いは、あくまでも比較をして分かるものだと思います。

HD-P2

次に、ポータブル・ステレオ・オーディオ・レコーダー「HD-P2」のご紹介です。

DATの後継機としての「HD-P2」の記録メディアは、コンパクトフラッシュ・カード。
サンプリング周波数 :192kHzまで対応。
ビット数:16ビットと24ビットを選択可能。
ステレオ録音とモノラル録音を選択可能。
24ビット/ハイサンプリング/ステレオの高音質レコーディングから16ビット/44.1kHz/モノラルによる長時間レコーディングまで対応します。
タイムコード・スレーブ機能とビデオ・リファレンス入力に対応し、タイムコードを必要とする屋内外のENG用途に最適なレコーダーとなっています。
電源は、単3電池 8本(アルカリ)で5時間程度の録音が可能。FireWire経由でも供給可。


今回の勉強会、今時のレコーダーの一端を見させて頂きました。
私達の現場では、DAWが、主なメディアになっていますが、時と場合により「あのレコーダーが有ったらなぁー」と思う事が多々あります。そんな時の為にも、情報が一番のようです。各メーカーさんにもお願いしたいのは、音を作る現場でどの様なものを必要とされているか知っていただきたいと思います。プロでの開発は、採算面など色々な問題を含んでおりますが、私達の声にも耳を傾けていただければと思います。これらのレコーダーが、数多く愛用されていると思います。
良いものは、プロ・アマを問わず愛用されます。それが、デジタル機器の特徴の一つかも知れませんね。

ROCK ON PRO 岡田氏

製品説明中・・・

試聴中・・・

情報交換中・・・


JAREC会員からの鋭い質問?に対応すべく、各社技術スタッフより直接の説明ということもあり、近い距離感で参加したエンジニアが各々の作業形態を踏まえて質問することができ、内容盛りだくさんの充実した2時間でした!。
今回、準備から当日の進行まで引き受けて下さいましたROCK ON PROの岡田様始め、各メーカースタッフの皆様、場所をご提供した下さった東放学園音響専門学校様に心より感謝いたします。
今後も、より良い情報交換の場となるようにしていきたいと思います。


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