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 Pro Tools 7.4 ・ plug-in 勉強会レポート
   日 時 2008年 3月 24日(月) 14:00〜17:00
   場 所 ROCK ON PRO デモスタジオ
協 力 デジデザイン
潟<fィア・インデクレーション
ROCK ON PRO
   参加者 14 名



今回は、デジデザイン様のご協力による、Pro Toolsソフトウエアの最新バージョン「7.4」を中心としたデモ、
メディアインテグレーション様のご協力による、DAW plug-in 「ARC」「OXFORD」の説明を、
Rock On Proさんのデモスタジオにて行いました。
まずは、デジデザイン小林様によるPro Tools7.4のデモからスタート。
はじめに、特長などを簡単にご説明頂き、あとは素材を使って実際にデモをしながら機能を確認していくという流れでした。
冒頭には、最近のICONに関する状況もお話頂きました。

まず、7.4の最大のポイントは、オーディオを伸縮させることができる「エラスティックタイム」機能
今までのバージョンでも、全体の尺を伸縮することは可能だったが、この7.4では、全体の尺はそのままに中のある部分だけを伸縮することができるようになった。
エラスティックモードにすると、波形を分析し、リージョン内の音量が大きくなる部分に自動でマーカーが作成されるのですが、単に音の大小判断ではなく、周波数も解析してくれる。
そのマーカーを動かす事で音を縮めたり伸ばしたり容易に出来というわけです。

素材によって5種類のアルゴリズムを選べるのも特徴。今回は、色々な素材を使って、其々のアルゴリズムで何パターンか実演し、サウンドなどの変化を体験することができました。
実際にVoのフレイジングをかえたりしながら、操作方法やテクニックをデモ頂いた。

5種類のアルゴリズム ―

Polyphonic

  万能なアルゴリズム。色々な素材が入っているもの、
  例えば2mixされた音楽
Rhythmic
  ドラムループなど、トランジェントが強いものに最適

Monophonic
  フォルマントが維持できるので、Vo、Bassなど単音
  素材に
最適。
Varispeed
  波形を伸ばすとピッチが下がり、縮めると上がる。
  テープレコーダー感覚。
X-Form
  レンダリングのみのアルゴリズム。

  音的には、この中で最も良い音に仕上がるが、
  時間はかかる。

また、各トラックのテンポやタイミングを素早く合わせることができる他、オーディオに対してもMIDIと同じように
クオンタイズすることが可能。
と、ここまで、主な新機能を中心に一連の操作方法を実演して頂きました。
使い勝手も更に良くなっています。

デジデザインが拘って創ったギターアンプ プラグイン「Eleven」(別売)も試聴しました。

この他、アナログとDAWについて、あまり垣根が無くなってきていると言われている中、一方では誤解されている部分もあり、Pro Toolsを使用したミキシングに関する詳細を、技術文書「Pro Tools 48-bit Mixer」によって解説しているが、読んでみるとかなり難しい…。ので、今回、簡単にご説明頂きました。
要点としてAD DAは、192I/Oを通し24bitのデータを外部とやり取りしますがPro Tools内では、48bitでデジタル信号が処理されます。これは、マスター・フェーダーを、-90dbに置いたとしても、さらに、下位に24bitのダイナミックレンジが用意されている事です。取りも直さず小さい音でもデータが変わらない訳でPro Tools内でミックスできるといえる事です。


最後に、PMCと共同開発したバイアンプ方式のプロフェッショナルなニアフィールド・モニター「RM2」をPro Toolsからの音で視聴し、デジデザイン様によるデモを終了した。

・・・ しばし休憩、musikmesse2008の話で盛り上がった後 ・・・

潟<fィア・インテグレーション田村様より、DAW plug-in 「ARC」「OXFORD」についてご説明頂きました。

音場補正システム「ARC」

モニター・スピーカーや部屋の反響によって歪んでしまった音響特性を、DAW再生時に補正するシステムです。測定用マイク、測定解析ソフトウェア、音場補正プラグインが、1ボックスにパッケージされています。


方法は・・・
  1. 測定解析ソフトウェアを起動し、スピーカーから再生した解析音を測定マイクで拾い、解析する。
  2. 上記を、16〜32カ所のリスニング・ポイントで繰り返し、解析結果にプロファイル名をつけて保存する。
  3. DAWのマスターに、ARCプラグインを起動し、測定時に保存したプロファイルをロードする。
    (基本的に補正用のARCプラグインは、モニターに送られる最終ポイントにインサートします。
                                              ex.マスター・フェーダーの最終)
                                ↓
                           補正をONにして聴く

  今回は、ARCをONにした状態で音源を試聴したあと、曲中でON/OFFを切り替えながら試聴し、音場補正
  がかかっている時と、かかっていない時の違いを比較しました。
  余談ですが、この測定用マイクは、無指向性マイクとして録音に使えます。(Goodとか?)

次に、SONNOX 「Oxford plug in」について実際に音を聴きながら、其々デモをして頂きました。

Oxford Inflator
マスターにかけるマキシマイザーという風に囚われがちだが、個々のトラックの調整でもよく使われる。ラウドネスと言われる聴感上の存在感を調整するので、女性ボーカルで使うミキサーも多いとのこと。Inflatorは、単にピークを抑えるのではなく、独自のアルゴリズムによって聴感上の音量をかせぐことに成功しています。

Oxford EQ
特徴としては、4つのEQ タイプが選べる。
 1: ゲインにかかわらず一定したQ。SSL 4000タイプのEQ。
 2: カット時にQが鋭くなる。
 3: 増減が小さいほどQがなだらかになる。Neve、SSL Gタイプ。
 4: 増減が小さい時のQがさらになだらかに。ソフトで優しい設定。

また、2つのEQを記録し、比較することも可能。

Oxford Limiter
いわゆる「叩いた」という感じがうすい。

2dbくらいの最小単位の違いが見えやすい。
民生再生機器 (CDプレーヤー等)のDA補正時に生じるインターサンプル・ピークを表示可能な、
リコンストラクション・メーター付き。

Oxford TransMod
素材のトランジエントを調整することで、アタックを強調したりソフトにすることができる。

Oxford Reverb
思い描いた空間表現を可能にする設計。
アーリー・リフレクション、テイル、EQと、明快な構成。
100種類以上のリアルで、実用的なプリセット。

今回ご協力頂きました、デジデザイン様潟<fィア・インテグレーション様ROCK ON PRO様に、心より感謝いたします。
誌面上や周りの情報でなんとなくわかったつもりでいても、実際に聴いたり触ってみると、疑問も出てきたり、ミキサーが一堂に会するので違う視点からの新たな発見があったりもします。
またこれからも様々な勉強会を多く開催して行きたいと思いますので、お気軽にご参加下さい!


    ◆デモ機貸出につきましては、JAREC事務局までお問い合わせ下さい◆

日本ミキサー協会
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